失敗!! ソフトバンクでAppleCare+ for iPhoneを契約
ソフトバンクでAppleCare+ for iPhoneを契約して失敗した
iPhone 6SからiPhone7に機種変更するにあたり、iPhone 6Sを身内にMVNO契約で使ってもらおうとしていた。 念のためiPhone 6Sの補償を含む契約を調べている時に気がついた問題が以下。
iPhone7に機種変更した後のiPhone 6Sは購入当初にAppleCare+に登録したにもかかわらず、 2年を待たずして無保証な端末になってしまう。
発生する条件
上記から一つでもそれる人は関係無いので安心してください。
そもそもAppleCare+ for iPhoneとは
- 製品購入後1年間のハードウェア製品限定保証と90日間の無償電話サポートを2年間に延長
- 過失や事故による損傷に対する修理として、画面の損傷は1回につき3,400円(税別)、そのほかの損傷は1回につき11,800円(税別)で最大2回まで受けれる http://www.apple.com/jp/support/products/iphone.htmlwww.apple.com
つまり持ち歩くことで故障が起きやすいiPhoneにとって、非常に重要な補償となっている。
さらに電気屋さんの店頭補償などとは異なりAppleCare+は規約で柔軟な運用ができるようになっていることも特徴となっている。
お客様は本プランにおけるお客様の権利のすべてを一回に限り、第三者に対して永久譲渡することができます。 お客様は、理由の如何にかかわらず、いつでも本プランを解約できます。
なぜ問題が起きてしまうのか?
下記サイトのご利用料金の下の注釈をよむとこうある。 www.softbank.jp * 機種変更(持込機種変更を除く)や解約、または電話番号・メールアドレスお預かりサービスにお申し込みされた場合、AppleCare+ も自動解除となります。
要するに、ソフトバンクでサービスを受けていることになっているiPhone以外は知らないよ! ってこと。
AppleCare+の規約によると解約通知は契約した代理店(ソフトバンクなど契約したキャリア)を通じてしか解約できないらしいが、 結局解約を防ぐこともキャリアしかできないようだ。
一方のauは自動解約は記載されていない。
www.au.kddi.com 一部のユーザーの記載を見る限り、機種変更で補償が不要になった端末は自分で解約する必要があるようだ。
さらに、おそらくどのキャリアも回線の解約時には保証が切れてしまうように思う。 回線が無くなると引き落としができなくなるため、割賦の清算が必要になるがおそらくAppleCare+が清算の対象にならないためだ。
具体的な問題は?
- 多くの人は初めてiPhoneの修理を行おうとして初めて補償が無いことに気がつく。
- 自動解約を知ったところで、再契約をする手段が残されていない
これに尽きる。 分割払いの代金はiPhoneは継続して支払いを続けているが、AppleCare+の分割払いは解約とともに終了しており、支払いに関して問題はない。 基本的に転売や下取りに出す人は問題無い。
しかし、MVNOやWi-Fiなどを利用できるiPhoneは 手元に置いて使う人や、家族にお古として渡す場合も多くなるだろう。 現在Appleに問い合わせをしているが、ソフトバンクが解約した補償はAppleでもどうしようも無いというのだ。 (現在は購入後30日を過ぎているため再加入もできず、先にAppleCare+の名義変更をしたとしてもソフトバンクからの解約通知で解約してしまう仕様とのこと)
当面の防御策
すでに契約してしまったものは変更できない。 このため、iPhone7などこれ以降に契約する端末はAppleで直接AppleCare+に加入することをお勧めします。 iPhoneの購入日から30日以内に以下の方法で購入してください。
- 直営店のApple Storeで購入する(iPhoneの点検と購入証明書の提示が必要です)
- 0120-27753-5に電話して購入する(お客様自身によるリモート診断と購入証明書の提出が必要です)
くれぐれも加入前に過失や事故で故障させないように注意してください。
今後
iPhone 6SからはSIMロックの解除が180日経過すると可能になっている。 このため、上記のような問題にぶち当たる人は増えると考えられる。
機種変更時はAppleCare+の継続と解約を選択できるようにした上で 回線の解約時にはAppleCare+の解約と一括支払いを選べるようにしてもらえるのが 一番いい解決策だと思う。
auとソフトバンクで扱いが違うことを考えるとAppleが明確な指針を出していたとは考え難い。 このため、問題が明らかになったとしてもAppleとキャリアで調整を行いシステム改修をするなどする必要がありそうだ。
イノベーションを起こすとは
きっかけ
iPhone7が発表されてまたこの時期になった。
最近はiPhoneの発表の度に、もうAppleはイノベーションが起こせないとか、ティム・クックはダメだとか言われているけど、本当にそうなのか?
17年間Appleユーザーの自分が思うことを並べてみる。
過去のApple
自分がAppleユーザーとして見てきたイノベーションを紐解いてみよう。
誰もが認めるイノベーション
iPodとiPhoneが誰もがAppleによるイノベーションだということは誰も否定しないだろう。
ただ正直に言うと、自分はiPodが出た時、白くて上部中央からイヤホンケーブルを出す、HDD内臓の大きな個体のiPodはダサいと思った。iTunesは最高にクールだと思っていたけど、当時WindowsにはiTunesも存在しなくて何がいいんだろうみたいな感じだった。
iPodなんてカセットのウォークマンより重そうだったし、Appleが提唱したMacを中心としたデジタルハブ構想はすでに他のメーカーに使い古された構想だと思っていた。
一方、iPhoneが出た時は自分もKeynoteの会場も興奮に包まれていて新しい未来を感じていて、これから凄いことが起こる予感がしていた。
しかし世間はキーボードの無い高機能携帯電話を歓迎していなかった。そもそもネイティブのアプリも動作しなかったし、BlackBerryが売れに売れ始めた時期だったから、本当に評価は低かった。
Macユーザーが感じるイノベーション
- iMac
- Power Mac G4 cube
- Mac Book Air
自分がMacを買ったのはちょうどカラフルなiMacのブームが来ていた頃だった。
自分が買ったのはPower Mac G4という機種で今見ればおもちゃみたいな機体だけど、それはもう、完全にクールな外観だった。その後リリースされたPower Mac G4 cubeには完全に度肝を抜かれたのを覚えている。
Power Mac G4 cubeは商業的には失敗だったけど、間違いなくPC界に対するデザインイノベーションを起こした機体だった。
Mac Book Airは知っている人も多いだろう。自分がいうことは何も無い。アルミの洗練された薄い個体。自分も正直そのパワフルな薄さにびっくりした。
実はイノベーションだと思うもの
ジョブズが戻ってきたAppleは無駄な商品をなくし、無駄な開発を止めたらしい。
商品を少なくすると露出が減る。それを巧みなマーケティングで変えていった。
Think differentだったり、iPodの影を使った広告だったり、秘密主義だったり商品数が少なくなることを上回るマーケティングはイノベーションだと思う。
そして、サプライチェーンの構築はかつては在庫に苦しめられたAppleがファブレス企業として生きていくための方法だったかもしれない。しかし今は発売日に一斉に売れるiPhoneを高品質のままで世界中に展開し、在庫もだぶつかせない。
これはイノベーションなくしてできないものだったと思う。
結局Appleが持っているイノベーション力とは
- 常に最高の一つを出し続ける
- 最高にならないものはリリースしない
- 最高な商品のため最高な素材とデザインを追求する
この3つだと思う。
Appleはこの3つとサプライチェーンがあって初めてイノベーションが起こせている。
ティムクック率いるAppleがApple IやLisaやMacやiPod, iPhoneのようなイノベーションに出会えるかはこの先だれにもわからない。
でも、イノベーションを起こせる土台をAppleは壊してはいない。
地味でも堅実なアップデートを繰り返すこと
MacだってiPodだってiPhoneだって最初から評価されたわけじゃなく、徐々に評価されるように常に最高であるように進化して何世代目かで認められた。
その陰で消えたものも多いし、ここ最近はAppleが最高だと思えないのか?消えるようなものを出さないことも多い。
最近のMacは数字だけ変わるようなUpdateは無理してしないが、気がつけばMacBookは薄く軽くなってとんでもなく軽くて使いやすくなっている。
アイデアなんて山ほどある
ジョブズがいないAppleにアイデアがないとかそんなことは無い。
正直に言って、世の中にイノベーションのアイデアなんてごまんとある。
それにAppleが使っている技術やアイデアだって、大概は誰かがすでにやっているものの集まりだったり再構築だったりする。
それを形にできるのはごくわずか、選ばれた者だけ。
それを形にできた1人がスティーブ ジョブズであったことは確かだし、かれは何回も起こすことができた。
その基盤をティムクックはより堅実なものに成長させている。
結果としてジョブズと仲間が作ったイノベーションの基盤はまだ壊れていない
今のAppleの何がイノベーションを感じさせないのか?
これは単純だ。
人は大勢の他人に大きく受け入れられた部分だけを、
イノベーションとして評価してきた。
以前のAppleのコミュニティはiPhoneやApple Watchの素材の変化、毎度の設計と内部の美しさなどに、新しさや未来のイノベーションの兆しを感じては上手くいかない時に一緒に落胆していた。
今はAppleのユーザーが多くなって、素材の変化や毎度の設計と内部の美しさなどに新しさは感じない。
感性の低い人が大きく混ざることで、より大衆に受け入れられる反面、イノベーションを感じる感性も薄くなってしまったのだ。